メタセコイア 瀬谷の生き物だより【95】 文:清水道夫(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(〃)
東野中学校の校庭の奥、コミュニティースクールの脇に数本のメタセコイア(別名アケボノスギ)が植えられているのをご存じだろうか。本種は、かつて化石の存在で知られていたが、1945年、中国四川省で生育しているのが発見され、生きた化石として話題となった落葉針葉樹である。
スギ科メタセコイア属に分類され、葉は線形で2列に対生し、枝も対生、秋には葉は橙赤色になり、冬に小枝とともに落葉する。生育が速く高さ25m〜30mの高木となる。春には淡緑色の新葉が、秋には黄葉がそれぞれ美しい、整った円錐形の巨木となる。この為、公園樹、街路樹などとして世界的にも人気が高い。
因みに、国内の針葉樹で落葉するのは他にスギ科ヌマスギ属のラクウショウ(落羽松)とマツ科カラマツ属のカラマツ(落葉松)の2種がある。
参考迄に、お隣の大和駅よりふれあいの森(泉の森)へ向かうプロムナードはメタセコイアの並木となっているので、関心のある方訪れてみては。
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