6月2日から9日にかけて開かれた「県中学生バスケットボール選手権大会」で、原中学校の男子バスケットボール部(幾田登顧問)が優勝した。1月の新人戦で1位になり追われる立場となったが、持ち前のスタミナと柔軟な攻撃スタイルで再び頂点に立った。
同大会は、地区予選を勝ち抜いた16チームがトーナメントで優勝を争う。市や県の大会で頻繁に上位に入るなど、活躍目覚ましい原中。今年のチームは平均身長が低く、県代表に入るような突出した選手はいないが、厳しい練習で培った走力で新人戦を制した。
今大会に向けては「選手一人ひとりがスキルアップしたことで幅広い攻撃ができるようになった」と幾田顧問。新人戦の頃は、センター・小林祐大選手を中心にインサイドから攻めていたが、対戦相手に警戒されるように。そこで、アウトサイドからの攻撃も積極的に織り交ぜるように練習した。また、遠征で様々なタイプのチームと対戦することで「考える力」を磨き、相手を分析して柔軟に戦えるようになったという。
初戦から準決勝まで順調に勝ち進んだ今大会。決勝では、強豪の大谷中学校(海老名市)と対戦。第1クォーターこそ14対21で負けたが、第2クォーター以降はスタミナと分析力を発揮し、得意とする後半の追い上げで63対54と勝利した。吉松拓海主将は優勝を喜びながらも、「どのチームより練習したという自信がありました。決勝戦で相手を圧倒できなくて悔しい」と振り返った。
今後は7月の市と県の大会、そして関東を突破しての全国出場が目標。吉松主将は、「先輩が成し遂げられなかった全国優勝を果たしたい」と意気込んでいる。
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