神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2018年11月29日 エリアトップへ

電動車椅子サッカー永岡真理さん W杯への奮闘、映画に 6年の歩み追う長編

スポーツ

公開:2018年11月29日

  • LINE
  • hatena
永岡さんと中村監督
永岡さんと中村監督

 電動車椅子サッカーの選手として活躍する永岡真理さん(三ツ境在住)などの奮闘を描いた、ドキュメンタリー映画「蹴る」がこのほど完成した。中村和彦監督などで構成される製作委員会が、多くの人に選手の生き様や競技の魅力を伝えたいとクラウドファンディングで上映支援を募っている。

 自立歩行できないなど比較的重い障がいのある選手が、電動車椅子に取り付けたフットガードを駆使し、キックやドリブルを行う競技。永岡さんは、体を動かす筋肉が弱くなる脊髄性筋萎縮症を患っており、小学生の頃に競技を始めた。2013年の国際大会では、女性初の日本代表選手として公式戦に出場。今は強豪チーム「Yokohama Crackers(クラッカーズ)」の一員として活躍する。

 「蹴る」は永岡さんと、鹿児島のチームに所属する東武範さんを中心に、17年のワールドカップ出場を目指した選手たちの記録だ。中村監督は、障がい者サッカーのドキュメンタリー作品を手掛けた人物。永岡さんと11年に出会い、「W杯にチャレンジする姿を撮らせて欲しい」と撮影を始めた。その魅力を「気持ちが前面に出ること。試合で悪い流れを変えられる稀有な存在」と説明する。

 作品について「多くの選手にとって電動車椅子サッカーは生きることそのもの。そんな想い、生きざま、生きている証を感じとって欲しい」と話す。永岡さんは「想いや葛藤を抱きながら夢に挑む選手たちの姿を観ていただき、電動車椅子サッカーを知るきっかけになれば」と期待を寄せる。

ネットで上映支援募る

 作品は19年春にポレポレ東中野(東京)で上映され、2月16日と17日のヨコハマフットボール映画祭でも上映予定。クラウドファンディングによるサポーター募集は多くの人に映画を届けるためで、10月に始まり来年2月21日まで行われている。

 目標金額は200万円。集まった資金は宣伝活動や配給活動、海外上映を目指した英語字幕製作などに充てられる。支援額によって様々な返礼品が設けられており、詳細は専用サイト(https://motion-gallery.net/projects/kerupictures)で確認できる。

瀬谷区版のトップニュース最新6

公式マスコットが決定

国際園芸博覧会

公式マスコットが決定

自然の感情を伝える精霊

3月28日

地域店舗の活性化に一役

瀬谷小5年生

地域店舗の活性化に一役

独自メニューやレシピ本で

3月28日

新社殿、地域に披露

熊野神社

新社殿、地域に披露

催しも再開へ

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

新聞で商店街の魅力発信

区内小学生

新聞で商店街の魅力発信

こだわりや人柄掘り下げる

3月14日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook