神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2019年2月21日 エリアトップへ

瀬谷の生き物だより【111】 文:清水道夫(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(同上)

公開:2019年2月21日

  • LINE
  • hatena

 上空を黒い鳥が数羽隊列をなして飛んでゆくのを見ることがある。よく見るとカラスなどと異なり翼が体の中央部分から出ている。カワウである。

 カワウは東北地方以南の沿岸や内陸の湖沼、大きな河川に棲む留鳥で、体長80cm、翼開張は130cm、体色は暗い褐色あるいは黒色の大型の水鳥である。瞳が緑色で翡翠のように美しい。成鳥は繁殖期には頭頂から首にかけて白色となる。

 水辺近くの樹上で繁殖し、近くの湖沼、河川等で魚を捕って餌としている。集団で魚の群れを追い込み一斉に大量の魚を捕らえる習性がある。この為、川や湖を管轄している漁業者から睨まれる存在となっている。

 区内では、境川や宮沢遊水地で1、2羽のカワウが飛来し採餌をしている。時に電柱等に止まって翼を広げているのを見ることがある。潜水して魚を捕らえ易い様に他の水鳥に比して羽の油分が少ないので、濡れた羽を乾かす必要があるのだ。

 尚、よく知られている鵜飼いには、同じ仲間の少し大きいウミウが使用されているとのことである。
 

瀬谷区版のコラム最新6

瀬谷の生き物だより 170

キクラゲ文:山村卓也(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(同)

瀬谷の生き物だより 170

3月21日

瀬谷の生き物だより 169

カイツブリ文:清水道夫(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(同)

瀬谷の生き物だより 169

2月15日

瀬谷の生き物だより 168

ハラン文:山村卓也(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(同)、宇佐美伸子(同)

瀬谷の生き物だより 168

1月18日

瀬谷の生き物だより 167

クロヤツシロラン文:山村卓也(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(同)

瀬谷の生き物だより 167

12月21日

瀬谷の生き物だより166

ピラカンサ文:清水道夫(瀬谷環境ネット) 写真:中村多加夫(同)

瀬谷の生き物だより166

11月16日

瀬谷の生き物だより165

ワレモコウ文:山村卓也(瀬谷環境ネット) 写真:中村多加夫(同)

瀬谷の生き物だより165

10月19日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook