脳卒中に関する市民向け講演会が2月23日に戸塚地区センターであり、東海大学名誉教授の篠原幸人さんが予防や発症時の対応について指南した。
「決め手は”予防”と”もしやの受診” そして”万一おこっても諦めない”」と銘打たれた講座。篠原さんは、脳卒中が命を失う危険性があるだけではなく、寝たきりや認知症の大きな原因になる点に触れて、「健康寿命が大きく損なわれる」と強調。脳卒中につながる高血圧や糖尿病にならない生活習慣が重要だとして、適度な運動と食生活、睡眠確保などを心がける必要があると訴えた。また、発症時にできる限り早く治療を始める必要があると言い、「いざという時に受診する専門病院を決めておくことが大切です」などと話した。
この講演会は、患者や家族有志による「脳卒中から助かる会」の主催。2005年に発足した同会は、講演会を通じて市民に啓発しながら、血栓を溶かす「t-PA治療」をはじめとする救急医療体制の充実を市などに要望している。
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