任期満了に伴う横浜市議会議員選挙と神奈川県議会議員選挙が3月29日(金)告示、4月7日(日)投開票の日程で行われる。瀬谷区では市議選(定数3)に4人が、県議選(定数1)に2人がそれぞれ立候補を表明している(3月16日現在、本紙調べ)。
市議選
市議選の現職は、立憲民主党の花上喜代志氏(72・10期)と、自民党の川口広氏(38・1期)が立候補をそれぞれ表明。新人では公明党の久保和弘氏(45)と、共産党の小宅宏氏(67)が出馬を予定している。現職で公明党の加納重雄氏(66・5期)は引退。
花上氏は、旧上瀬谷通信施設の跡地利用計画の推進と、同地への招致が進む国際園芸博覧会(花博)の開催実現を掲げる。また、瀬谷区の拠点性の高まりに合わせ、新交通システム導入など交通ネットワークの整備に取り組みたいとしている。
川口氏は瀬谷区について「今後、横浜市の中でも大きく変わる街の一つ」と表現。人口減少が進むなかで、住人らと瀬谷区の魅力を磨き、創りだすことに意欲を見せている。また、「2026年以降の花博の招致に向けてまい進したい」と意気込む。
久保氏は重点施策に防災・減災を挙げる。地震や風水害対策に加え、「地域防災力の強化が必要」と強調。地域防災拠点への非常用電源設備の整備、非常時の生活水確保のための受水槽整備、公衆無線LANの設置に取り組みたいとしている。
小宅氏は前回に続き2度目の挑戦。「全国20の政令市で横浜市だけが中学校給食を実施していない」と、自校調理方式による中学校給食の実現に意欲を示している。市立中学校で提供中の「ハマ弁」は喫食率が低いとして「破綻済みだ」と話す。
県議選
県議選への出馬を表明しているのは、自民党で現職の田村雄介氏(38・1期)と、新人で元横浜市議会議員の立憲民主党・五十嵐節馬氏(53)。
田村氏は一番の柱に防災を掲げ、境川の浸水被害対策や、超高齢化社会に対応した減災対策に取り組むとしている。また、医療的ケア児が教育や保育を受けられる環境づくりと、障がい者が暮らしやすい街づくりなど共生社会の実現を目指す。
五十嵐氏は「市議の経験を活かし、広域行政の仕事を効率的で効果の上がるものにしたい」と話す。駅や商店街への防犯カメラ増設、振り込め詐欺対策などに取り組むという。境川に救命用具やモニターカメラを設置し、防災対策も進める考え。
瀬谷区内の選挙人名簿登録者数は3月1日時点で、10万3571人。
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