再開発事業が進められている瀬谷駅南口の第1地区市街地で、施設建築物新築工事の起工式が7月26日に執り行われた。商業店舗や区民文化センターが入る再開発ビルと駅前広場などが整備される。竣工は2021年8月の予定。
再開発エリアは相鉄線と環状4号線に隣接する約1ヘクタール。瀬谷駅と歩行者用デッキでつながる再開発ビルは地下1階、地上10階建て。1階と2階はスーパーやコンビニ、飲食店などが出店する予定となっている。ビル南側の3階〜10階は共同住宅(144戸)で、北側の3・4階は区民文化センター。同センターには絵画や写真など作品展示のためのギャラリー、椅子席で最大150人収容可能な音楽ルームなどが設けられる。
起工式には、瀬谷駅南口第1地区市街地再開発組合の川口安徳理事長をはじめとする組合員、設計監理や施工を担う会社の関係者、瀬谷区の森秀毅区長や市都市整備局の小池政則局長、市文化観光局の池戸淳子局長など多数が出席。工事の安全を願い、諏訪神社(区内相沢)による神事や鍬入れ式が行われた。
JA横浜瀬谷駅前支店に会場を移して行われた式典には、瀬谷区選出の市会議員や県議会議員などが駆け付けた。冒頭であいさつに立った川口理事長は、これまでの経緯を振り返りながら、「権利変換手続きも全員合意のもと進めることが出来ました。きょう起工式を迎えることが出来たのは皆様のご指導、ご支援の賜物です」と感謝の想いを述べた。また、「(瀬谷駅南口は)ヨコハマの魅力ある西の玄関口として大きく生まれ変わります。建築工事の円滑な進捗、工事と近隣住民の安全をモットーに完成を目指していきます」と力強く抱負を語った。
再開発事業は1991年に「瀬谷駅南口街づくり協議会」が発足したことで始まった。2010年に準備組合が設立され、15年に都市計画決定。16年と18年に再開発組合設立と権利変換計画がそれぞれ認可され、今年1月から解体工事が始まった。新築工事はおよそ2年かけて行われ、21年8月に竣工する見通しとなっている。
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