瀬谷さくら小学校の児童がこのほど、国際協働学習の一環として、アフリカ・マダガスカルの学校の生徒と協力して幅3・6m、高さ1・5mの巨大な壁画を制作した。「安心安全な世界」をテーマに描いた作品で、完成品が2月13日に児童にお披露目された。
この活動は、(一財)ジャパンアートマイル(兵庫県)が推進する国際協働学習プロジェクトの一環。日本と海外の学校がインターネットを通じ学び合い、異なる価値観の人々と対話したり、ともに問題解決する力を育む。壁画はその集大成で、世界に訴えたいメッセージを込め制作する。
プロジェクトに取り組んだのは6年1組の児童。マダガスカルの学校に通う17〜18歳の生徒たちと昨年4月から学習を始め、動画を通じて自分の名前や好きな食べ物、日本国内の名所や文化を紹介するなどしてきた。
壁画はさくら小が先行し、「安心安全な世界」をテーマに制作。プロジェクトで学んだ「教育」「水」「トイレ」について、世界の人々が平等に教育を受けたり、清潔な環境で暮らせるようにとの思いで創作した。
半分が完成した壁画はマダガスカルに空輸。現地の生徒たちは、国に関わらず誰もが同じ教育を受けられるようにと、両国の子どもが「教育」と書かれた本を掲げている絵などを描いた。
完成した壁画は2月上旬にさくら小に届き、13
日にお披露目された。クラスメイトの意見を聞いて構図を考えたという新倉大翔君は完成した作品を見て、「人の描き方とか表現力が凄いと思いました」と驚き、「マダガスカルについて色々と知ることが出来ました。いつか直接会って話してみたいです」と将来の希望を語った。
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