名所の案内ツアーなどを開く「せや・ガイドの会」(竹見修二会長)がこのほど、2001年から編集・発行する記録誌「わがまち瀬谷」をまとめた冊子を制作した。区内の名所旧跡や花々、施設や区民サークルなどを紹介した一冊で、竹見会長は「価値ある記録。多くの人に見てもらえれば」と呼びかける。
歴史・植物・団体など紹介
せや・ガイドの会は、瀬谷区の生涯学習学級を前身とする区民団体「わがまち瀬谷」と「瀬谷探訪の会」が、2008年に統合・名称変更して発足した。現在は15人が所属し、地元や周辺エリアを巡るガイドツアーなどを通じ、歴史や文化の魅力を発信している。
記録誌「わがまち瀬谷」は、まだ生涯学習学級だった2001年3月に創刊。時とともに移ろう街の行事や暮らし、伝統、街並みなどを記録し、次世代に語り継ぐために始まった。当初は不定期だったが、第7号から季刊発行に移行。原則A4版両面の2ページ構成で、歴史や文化に加えて季節の花、農産物、区内で活動するサークル、小学校や中学校など幅広いジャンルの情報を記載している点が特徴だ。また、写真も多く、読みやすい仕立てになっている。10年弱前に同会に入ったという竹見会長は「先輩方が自ら歩いて写真撮影しインタビューした、価値ある記録だと思います」と説明する。
冊子は、記録誌をまとめ読みしたいという要望があったことや、昨年の区制施行50周年などを受けて企画。第1号から、19年4月に発行した第65号までをまとめた。A4版フルカラーで、約180ページ。約250部を作成し、同会が定期開催しているガイドツアーなどで500円(税込)で販売する予定だ。また、区内の小中学校や公共施設に置いてもらえるよう働きかけるという。
季刊発行だった記録誌は今後、原則年2回で制作していく予定。ガイドツアーの開催日などは同会ホームページ、または竹見会長【携帯電話】090・3900・6469。
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