連載 地名で読み解く瀬谷の埋もれた歴史 〜『瀬谷区の歴史地名ガイドマップ』をもとに〜第2回 『字(あざ)』って何ですか?瀬谷の地名〜文/横浜・瀬谷地図くらぶ 田中常義
瀬谷区制40周年で製作した「歴史地名ガイドマップ」を基に、地名から歴史や文化などを探っていく。今回は連載の肝となる『字(あざ)』について。
字は、古くから土地の小区画につけられた名前のこと。明治時代、村の集落名は『大字(おおあざ)』、耕作地や屋敷地などの小単位は『小字(こあざ)(字)』と呼ばれ、更に細かい場所には土地の所有を明らかにするための番号『地番』で示した。(佐藤甚次郎著『明治期作成の地籍図』1986年11月)
瀬谷の地番は1番(現宮沢4丁目・図内【1】)〜9409番(現卸本町)とした(宮沢は1番〜1156番、二ツ橋は1番〜566番)。その為、昭和30年代までは『戸塚区瀬谷町〈小字〉の〈地番〉』で郵便が届いた。
次号からは消えた瀬谷の字名を追いながら土地の姿を見てみよう。
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