タブレット端末などで電子雑誌を読めるサービスが、6月下旬から瀬谷図書館で始まった。電子書籍のメリットを体験し、新しい読書の楽しみ方を区民に知ってもらう狙い。市内図書館では初の試みだ。
このサービスでは、館内4台の貸出用タブレットで電子雑誌を楽しめる。また、同館のWi-Fiに接続し、「dマガジン」という専用アプリをダウンロードすれば、自分のタブレットやスマートフォンでも閲覧できる。いずれも窓口での申請が必要で、同時の利用可能人数は最大10人。
読むことができるのはファッションやグルメ、スポーツ、エンターテインメント、ビジネス、週刊誌などといった最新号の雑誌300誌以上と、最大1年分のバックナンバー。また、貸出用タブレットは、著作権の切れた書籍などを集めた「青空文庫」も読める。
同館では新型コロナウイルスの対策として、貸出用タブレットを消毒し、利用者にも使用前後の手洗いを呼びかける。また、感染拡大に伴い利用できない場合もある。
同館や区民協働推進係によると、電子書籍は文字の大きさを見やすく変更できたり、持ち運びが便利だったりと様々な利点がある。その一方で、タブレットやスマートフォンが苦手な人からは敬遠されやすく、こうした人たちなどにも気軽に楽しんでもらおうと、今回のサービスを始めることになったという。
「瀬谷図書館に置いてない雑誌も多数読めるようになりました。ぜひ体験して下さい」と同館職員。同係の職員は「ご自身の生活に新しい読書の形を取り入れるきっかけになれば」と期待を寄せていた。
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