瀬谷安全運転管理者会の6代目会長を務める 栁沼 芳光さん 区内在住 64歳
「基本の徹底」受け継ぐ
○…自動車を使用している事業所の事故防止を図り、地域の交通安全に寄与することを目指す瀬谷安全運転管理者会。1972年に発足し、現在は約130事業所が加盟している。今年5月、同会を22年にわたって牽引した川口恭正前会長からバトンを受け取った。例年は警察署や関連団体と連携したキャンペーンなどを展開しているが、今年度はコロナ禍で思うように活動できないことも。難しい状況での舵取りだが、「(自分の役割を)ただこなすだけ」と粛々と進めていく考え。
○…生まれは上大岡で、瀬谷区には幼い頃から暮らす。都市計画に関わる設計事務所で働いた後に、30代前半で父親が創業者の(株)栁沼建設へ。現在は代表取締役を務める。長く建設業界に携わるが、「骨を埋める覚悟」ができたのは55歳だとして、「悩み模索しながらやってきた」とこれまでを振り返る。飾らない人柄で、人とのコミュニケーション好き。住む人や使う人の希望を対話から汲み取り、実現することに力を注ぐ。
○…地域活動に積極的で、30代の頃は若手経営者などで構成される横浜青年会議所の一員として活動。40代で奉仕団体の横浜瀬谷ロータリークラブに入会し、会長職のほか、昨年度は国際ロータリー第2590地区(横浜・川崎)のガバナー補佐を務めた。仕事との両立で忙しくもあったが、様々な立場を経験することで知見が広がり、広い視点で物事を捉える習慣が身に付いたという。
○…交通安全を実現するには、各企業の事故防止の取り組みが形骸化しない事が重要だという。そのために、前会長が重視していた「基本の徹底」こそ大切だと考えている。「一時停止などを疎かにしない。基本に立ち戻るよう、呼びかけていきたい」と意気込む。
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