瀬谷第二小学校(渡辺正規校長)の6年1組の児童がSDGs(持続可能な開発目標)の一環で、地元飲食店「たまごCaféごはん」とコラボレーションした。同店オーナーの櫻庭あかねさん=人物風土記=と連携して新メニュー考案やグッズ製作に励んでおり、2月中の実現を目指している。
SDGsとは、2015年に国連加盟国で採択された30年までに達成を目指す国際目標。貧困や自然環境、男女格差など世界中のあらゆる課題に対応した17の目標が定められている。
同校は、目標11「住み続けられるまちづくり」を掲げ、昨年7月から総合学習の一環で取り組んできた。担任の杉本亘教諭によると、地域活性化の一つとして地元商店街のために出来ることはないか区商店街連合会に声を掛け、同店とのコラボが実現したという。
子どもたちは昨年10月に同店を見学し、メニュー開発やマグカップ製作などのコラボ企画を櫻庭さんに提案。櫻庭さんは実現可能な企画を選別し、2月中にフレンチトーストの提供、手作りのコースターや割りばし袋の使用、クイズ本やポスターの設置を目指している。また、図工の木材の端材などを活用し、子どもたちが製作したキーホルダーの販売も行う。
2月3日には櫻庭さんを招き、各企画の進捗報告や意見を交換した。どんなフレンチトーストを食べたいか全校児童にアンケートを取り、結果を報告した望月美有さんは「一緒に考えたメニューで来てくれた人が元気になってほしい」と笑顔。割りばし袋の製作を担う荒川和輝くんは「作るのは大変だったけど、お店の役に立てれば嬉しいです」と話した。
櫻庭さんは「子どもたちが真剣にSDGsに取り組んでいる姿をみて、私たちも企業としてしっかり取り組んでいきたい」と話した。
![]() 再生紙で作られた割りばし袋とスプーン袋
|
瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|