相鉄線瀬谷駅に2021年度、利用者の安全や安定輸送の確保を目的としてホームドアが設置される。相鉄線では17年度からホームドア整備が進められており、その一環。
相鉄グループは4月下旬、21年度の鉄道・バス設備投資計画を発表。ホームドアは、今月23日に上りホームで運用が始まった西谷駅(下りは6月6日〜)を含めて、希望ケ丘・鶴ケ峰・かしわ台・瀬谷・相模大塚・さがみ野の7駅に設置される予定となっている。
瀬谷駅の詳細な設置時期は現時点では決まっておらず、今後ホームページなどで発表される。三ツ境駅については今年度の計画はないものの、広報担当は「21年度以降、順次全駅に設置予定です」としている。また、瀬谷駅の1日の平均乗降人員は4万4085人(19年度)と、三ツ境駅より1万3700人ほど少ないものの、工事の工程上、瀬谷駅への導入が先になるという。
整備、進む
16年に視覚障がいのある男性が、東京都内の地下鉄駅のホームから転落し死亡する事故が起きたことが契機となり、国土交通省は20年度末までに、1日に10万人以上が利用する駅にホームドアを設置する目標を示し、鉄道各社が横浜市内の駅でも設置を進めている。
相模鉄道(株)では17年秋に22年度末までに全ての駅にホームドアを設置する計画を発表。1日の平均乗降人員が10万人を超える駅や主要駅から整備が進められ、17年に横浜駅に設置。19年には相鉄とJR東日本の相互直通運転が開始されたことに伴い開業した羽沢横浜国大駅、21年には二俣川駅、大和駅、湘南台駅に設置が完了し、すでに運用が始まっている。
区内瀬谷に暮らす伊藤吉治さん(80)は瀬谷駅への設置について、「JRや東急との直通線があり、今後は区外から瀬谷駅を訪れる人が増えると思う。転落防止のホームドアは、安心につながる」と話していた。
新型車両も
22年度下期に開業予定の相鉄・東急直通線用として、新型車両「21000系」を順次導入することも発表された。今年度は4編成・32両が導入される予定。
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