「花博を成功させるために、もっとPRを」--。マーケティングを学ぶ東洋大学の学生が11月25日、2027年に旧上瀬谷通信施設で開催予定の国際園芸博覧会を多くの人にアピールして観光客誘致につなげるための手法などを、植木八千代区長ら瀬谷区役所職員にプレゼンテーション。コロナ禍を受けた「非対面型」の視点や、SDGs(持続可能な開発目標)を盛り込んだ独自のアイデアを訴えた。
プレゼンしたのは、マーケティング理論の観光産業での応用を研究する佐々木一彰教授ゼミナールの3年生。同ゼミでは19年から同様の取り組みを続けており、今年で3回目。昨年はオンライン形式だったため、2年ぶりの対面となった。
学生たちは5月頃から本格的に調査・研究し、区内も見学。9月には区職員向けの中間発表も行い、SNSの活用などリクエストを受けて成果をまとめ上げた。
プレゼンのタイトルは「瀬谷区を活かす」。区の課題の一つに観光客の少なさを挙げ、花博の成功が必要だと説明。さらに、独自に実施したネットアンケート調査で「花博を知らない人」が約78
%に上ったことから、認知度や参加意欲を向上させるためのアピールが特に重要だと強調した。
具体的な方法としては「子ども」「若者」「シニア」の世代ごとにPRするとともに、コロナの影響から「対面型」と「非対面型」を提示。一例として、子ども向けには小学校でクイズ大会を開きつつ、有名なユーチューバーとのコラボ宣伝動画などを挙げた。
SDGsとの連携については雑誌で特集が組まれるなどブームになっており、花と緑の祭典である花博との親和性が高く、区のイメージアップにもつながるとした。
プレゼンでは花博以外にも、SNSを効果的に用いるテクニックや、一人暮らしの大学生など若者を呼び込むブランディングを提案。また、区民の愛着度を高める施策として、地域の子どもたちが作った品物を自ら販売する「ふれあい商店街」の開催も盛り込んだ。
住みやすい街
プレゼンを受けた植木区長は、花博のPRを区の認知度向上につなげる方法が課題だとし、学生のアイデアや意見を参考にしたいとした。プロジェクトリーダーの村田帆乃果さんは区の魅力について「子連れの人が多くアクセスも良い。住みやすい街」とコメント。花博については「瀬谷駅を訪れた際、想像していたよりもポスターなどが貼ってなく押しているイメージがあまり湧きませんでした」とPRの必要性を感じた様子だった。
![]() 植木区長(中央)との意見交換も
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