瀬谷中学校出身で東京2020オリンピックソフトボール日本代表として金メダル獲得に貢献した峰幸代さん(34歳)を称え、瀬谷駅北口近くにゴールドポストが設置された。峰さんは1月19日に行われた除幕式に出席したほか、同校を訪問しソフトボール部の生徒と交流した。
ゴールドポストとは、東京五輪で金メダルを獲得した選手などのゆかりの地の郵便ポストを金色に塗り替え、メダリストの栄光を称えるとともに選手などを輩出した地域を盛り上げるプロジェクト。内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局と日本郵便(株)が協力して実施している。設置数は全部で59本となり、神奈川県では3本目、横浜市では初の設置となる(1月31日現在)。
峰さんは福岡県出身。幼い頃に神奈川県に移り住み上白根小学校(旭区)を卒業し、瀬谷中でソフトボールを始めた。10代から活躍し、2008年の北京五輪ではキャッチャーとして金メダル獲得に貢献。東京五輪ではこれまでの経験でチームを支え、横浜スタジアムで行われたオープニングラウンドのアメリカ戦では先発出場を果たした。昨年末で現役を引退し、今年から競技の普及活動に取り組んでいくという。
19日の除幕式は峰さんに加え、植木八千代瀬谷区長や瀬谷区連合町内会自治会連絡協議会の網代宗四郎会長、瀬谷第一地区連合町内会の横山正之会長、瀬谷区スポーツ協会の澁谷悦旦会長、谷合美恵瀬谷郵便局長が出席。峰さんはゴールドポストに第一号で手紙を投函し、「中学からソフトボールを始めた私にとって瀬谷は聖地。地域の皆さんに金メダルの報告ができると同時に、ゴールドポストを設置していただき本当に嬉しい」と挨拶した。
ピンチの時こそ積極的に
除幕式後、峰さんは母校である瀬谷中を訪問。ソフトボール部の生徒にピッチングや捕球練習を指導した。
また、生徒から「チームが負けている時の切り抜け方」などの質問を受け、「ピンチの時こそ失敗を恐れず、積極的にプレーを」とアドバイス。キャプテンの四元美結さん(2年)は「緊張はしたけれど、楽しかった。とても気分が引き締まった」と笑顔で話した。
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