瀬谷駅南口第1地区市街地の再開発事業の完成報告会が3月19日に開かれた。昨秋に竣工したLiveGate(ライブゲート)瀬谷に続き、3月1日には瀬谷区民文化センターあじさいプラザが開館。整備された駅前広場では4月1日からバスの乗り入れが始まり、構想から38年にわたる再開発が遂に完成にこぎつけた。
再開発構想の始まりは38年前。瀬谷駅北口の区画整理に触発された住民らが、街づくりのアイデアを出し合ったのが原点という。計画区域の見直しや組織の変遷があり、2015年に都市計画決定。16年に瀬谷駅南口第1地区市街地再開発組合が発足し、地権者全員の合意による権利変換計画の認可を経て、19年に新築工事がスタートした。
ライブゲート瀬谷は商・公・住の複合ビルで、昨年9月に竣工。南側3〜10階には集合住宅、1・2階の商業エリアにはイオンスタイル横浜瀬谷や、一体型の城南信用金庫瀬谷支店とドトールコーヒーショップなどが入る。北側3・4階に位置するあじさいプラザは昨秋に開館準備室が立ち上がり、3月にオープンした。
南口の駅前広場にはバスやタクシー乗り場が整備されている。1日からは、瀬谷駅北口から出ていた立場ターミナルや上飯田車庫行きのバスが広場に乗り入れる。
「後世まで繁栄する街に」
あじさいプラザで開かれた報告会には関係者のほか、平原敏英副市長や植木八千代瀬谷区長、瀬谷区連合町内会自治会連絡協議会の網代宗四郎会長などが来賓として出席した。同組合の川口安徳理事長は、「38年前の想いが実現し、100年、200年と後世まで繁栄する街になりました」とあいさつ。また、「南口と北口が一体となり、横浜の魅力ある西の玄関口として発展していくことを願います」と今後の街づくりに意欲を見せた。
この日は祝賀行事もあり、瀬谷中学校の吹奏楽部や合唱部、瀬谷混声合唱団が出演。市の無形民俗文化財に指定されている橋戸囃子連中による祭りばやしも披露され、獅子舞の演舞に会場からは拍手が起きていた。
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