この春に南瀬谷小学校を卒業した伊東玲菜さん(南瀬谷中学校1年)の作品「お出かけ10点セット」が、第42回ホームソーイング小・中・高校生作品コンクール小学生の部で優秀賞を受賞した。表彰式は感染症拡大防止のためオンラインで3月に実施された。
コンクールは、一般社団法人日本縫製機械工業会主催(経済産業省、文部科学省など後援)。作品作りを通してソーイングの楽しさを体験し、ミシンを使った技術力とデザイン性などを評価する。今回は全国から637校、3689点の応募があった。
伊東さんは昨年の夏休みにコンクールを知り、初めて応募した。もともと裁縫が好きだったこともあり、すぐに1mの布地を購入。巾着バッグやポーチ、ペットボトルカバーなど『お出かけ10点セット』を作った。「だんだんミシンで縫う技術がうまくなっていくのが楽しく、端ミシンもギリギリを縫えるようになった」と伊東さんはうれしそうに話した。
制作日数は10日間ほど。一番苦労したのはファスナーの縫い付け。「左右バランスよく縫い付けるのは難しかったけど、動画などを見て練習した」という。審査では、「縫い縮みや形のゆがみなどもなく、丁寧。作品全部に張りがあるので既製品のような仕上がり」と評価された。
成績発表は2月下旬に家庭科の教諭から教えてもらった。伊東さんは「聞いた時はびっくりしたけど、頑張ってよかった。今はとても達成感がある」と受賞を喜ぶ。
裁縫は作品を応募した夏休み後も、「細かいことをコツコツ作るのが好き」とバッグなどを作り続けている。中学校では吹奏楽部への入部を予定。「トロンボーンやホルンなど金管楽器がやりたい」と意気込む。裁縫に関しては、「一枚の布から自由にいろいろなものが作れるのが好き。これからも時間を作って続けていきたい」と伊東さんは話す。
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