瀬谷区連合町内会自治会連絡協議会(区連会)の会長を務める網代宗四郎さん(77歳・北新在住)がこのほど、横浜市町内会連合会(市連会)の会長に就任した。「各区との情報共有」「幅広い年代との交流」など取り組みを掲げる。
横浜市町内会連合会は市内18区の連合町内会の代表者で構成され、市内の各区連合町内会相互の連携を図り、地域の発展をめざす組織。市内では122万2602世帯が会員となり、自治会町内会2849団体、地区連合町内会253団体が活動している(2021年4月1日時点)。
山形県出身の網代会長は高校卒業後に上京。25歳で脱サラし修業時代を経てリフォーム会社を設立し独立、瀬谷区に移り住んだ。地域とのつながりはPTA活動から。その後、地元の南瀬谷ニュータウン自治会、瀬谷第二地区連合自治会の会長を務め、2016年には瀬谷区連会の会長に就任した。
心豊かな暮らし
「安心安全の街だけでなく、心豊かな暮らしができる街にしたい」。網代会長がこれまで心がけてきた理念だ。自分の周りにある親切な行為を感じ、互いに見守り、支え合うことで叶えられるという。高齢化が進み、さらにコロナ下で互いの顔を見る機会が減り、交流活動が停滞していることを心配する。
情報交換の大切さ
市連会の定例会が5月12日、横浜市庁舎で行われ、会長に選出された。「都市部や郊外、学園都市など住民の年齢層、抱える課題は各区によって違う。市連会では、各区で行っている取り組みを共有して、参考にできることは自分たちの区でも取り入れられるようにしたい」と話し、毎月の定例会後に全区が参加する情報交流会を行いたい考えだ。
若者世代の加入
市全体の自治会町内会加入率は21年4月時点で69・4%だ。「加入率を上げることは街づくりにとってとても大切なこと。若い世代の方々の加入をより促進していかなければ」を危機感を表す。不自由なく暮らせるようインフラが整えられ、自治会町内会の直接的なメリットを感じる機会が少なくなっているが、「若い人たちが持つ能力は素晴らしい。活躍できる場を作りたい。自治会町内会だけでなくPTAや子ども会とも協力して、そういう機会を作れれば」という。
市連会長の任期は1年、2期まで。「とにかく1年間を全力で取り組みたい。市に対しても財政面のサポートなどでしっかりと要望していく」と力を込める。
瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|