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3月28日
子どもたちをたばこの害から守る行動を保護者らに呼びかける啓発事業が9月22日、瀬谷区地域子育て支援拠点にこてらすで開かれた。クイズ形式のパネルを用いて、喫煙や受動喫煙の危険性を分かりやすく伝えるもので、来場者は興味深そうに聴き入っていた。
横浜市健康福祉局が進める事業。地域子育て支援拠点の利用者にたばこに関する正しい知識を伝えることで、子どもの受動喫煙を避ける行動や禁煙を促す狙いだ。
啓発事業で利用されるクイズパネルは同局と南区地域子育て支援拠点が協力して作成した。同局は今年度、喫煙率の高い瀬谷・中・南の3区でクイズパネルを試行実施し、2023年度の全区展開を目指している。20年度に行われた市民意識調査の結果によると、瀬谷区の成人の喫煙率は25・8%と市内で最も高く、中区(23・4%)と南区(23・1%)が続いていた。
クイズパネル活用
22日は(株)カワセ薬局の協力のもと、旭区の薬局で薬剤師の実務実習中の学生が講師を務めた。学生たちはパネルを用いながらたばこの先端から出る「副流煙」の有害性について、目を刺激するアンモニアや酸素不足を招く一酸化炭素が多く含まれており、直接吸い込む「主流煙」より有害だと説明。喫煙後に子どもを抱っこした場合は受動喫煙になるため、45分ほど時間を空けることが望ましいとした。
禁煙のメリットについても触れ、新型コロナの重症化リスクの減少といった健康面に加え、お金を他のことに使えるようになったり、火事の発生を抑えられるなど様々な観点から説明。最後は子どもを守るために、禁煙の席や店舗を選ぶこと、喫煙所に近づないことなどを呼びかけた。
2歳の子どもと訪れていた区内在住の女性は「有害物質が吸い終わった後も長く残ることに驚きました」と振り返った。また、「正しい知識を多くの人が知って、駅周辺の歩きたばこなどが減れば」と期待していた。にこてらすでは10月5日(水)・6日(木)午前11時45分頃から、同様の取り組みが行われる予定。
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