創立20周年を迎えた「瀬谷拳周会」の会長を務める 小滝 濶(おたき ひろし)さん 二ツ橋町在住 75歳
太極拳の魅力、多くの人に
○...8クラブが所属する瀬谷区太極拳協会で最も長い歴史を持つ「瀬谷拳周会」。今年で創立20周年を迎え、50〜80代まで43人が所属し瀬谷スポーツセンターで活動している。会長就任は20年4月で、特に会員拡大に取り組んできた。店舗にポスターを貼ってもらったり、協会主催の講習会の参加者に積極的にPRしたりと工夫をこらし、参加人数が少しずつ増えてきている。入会促進のポイントは「Face To Face」で、「対面で魅力を伝えることが大事」と説明する。
○...ゴルフのシングルプレーヤーを目指して、60歳から本格的に練習に取り組む。同じ頃に太極拳を始めたのも、体のバランスや体幹を鍛えることができるから。5年ほど教室に通い、60代半ばで同会へ。今は朝1時間の練習、同会や協会の活動などを含めて、1週間の半分を太極拳に費やすほどの熱の入れよう。「これまで出来なかった動きが、ふとした瞬間に突然出来るようになる。それが嬉しい」。自身の成長を実感できることにやりがいを見出す。
○...東京都出身で、40年ほど前に瀬谷区へ。水彩画も趣味の一つ。古民家や古い街並みを中心に描き、60歳から継続中のブログでは800枚以上の絵を載せている。個展はしばらく開催していないものの、瀬谷区民文化センターが3月に開館したこともあり、「忙しさがひと段落したら開きたい」と望んでいる。
○...今年度の同会総会で目標の一つに、1月に開かれる県の選手権大会への出場を掲げた。演武グループ「Acorn(エイコーン)」に加えて、自身も含めた会員4人が出場予定で、トレーニングに励む。「見ている人が『ワッ』と思える美しい動きができるようになれば」-。目標に向けて、更なる成長を目指していく。
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