今月12日に神奈川大会の初戦に臨む横浜隼人高校硬式野球部。同部の3年生の内、ベンチ入りが難しいメンバーたちの引退試合が6月29日に横浜スタジアムで開かれた。
対戦相手は横浜商科大学高校の3年生で、登録入りを逃した選手。同校との引退試合は20年以上続けられているという。
この日は学校のクラスメイトや保護者、同部のOBたちなどが応援に駆け付けた。試合は横浜商大に初回1点を先制され、その後7回までに7点を取られるなど苦しい展開に。隼人は8回に2点を返すも、9回には1点を奪われ、2対8で敗北した。両校の観客席からは、試合を戦い抜いた選手たちに温かい拍手が送られた。
生徒の保護者は「チーム一丸となって試合に取り組んだ姿は素晴らしかった」と感想を述べた。8回にヒットを打った藤田拓(たく)琉(る)選手は「隼人に追い風が来た段階で打順が回ってきた。一矢報いたい、という気持ちで押し込んだ」と話した。
同部の水谷哲也監督は「最後まであきらめずに頑張ってくれた。よくやったと全員を褒めてやりたい」と語った。引退した部員たちは今後、県大会で戦う登録選手たちをサポートしていく。
瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|