横浜隼人中学・高校の和太鼓部の高校生メンバーが、7月29日から鹿児島県で開かれる「第47回全国高等学校総合文化祭」に出場する。顧問の坂本久さんによると、同文化祭に出場するのは創部以来初だという。
同部は、昨年12月に海老名市文化会館で開かれた「第33回高等学校郷土芸能発表会」に出場。各校持ち時間8分の間に演奏の完成度や立ち振る舞いを審査員5人が持ち点20点で評価。上位2校が全国文化祭に進むことができる中、横浜隼人は1位通過していた。
結果について、部長の舩倉瑠(る)生(き)さん(3年)は「日々の練習で培った連帯感を存分に発揮することが出来た。1位になれた時は、涙を流すほど嬉しかった」と話し、「全国1位を目指したい」と意気込みを語った。
日々研さん重ね
同部は現在、高校生36人、中学生6人で活動している。放課後の練習では、長胴太鼓、大太鼓などや、篠笛、チャッパなど楽器ごとに分かれて自主練やフォームの確認、通しと呼ばれる演奏練習を実施。また、部員同士で反省会や、顧問からの総評などを聞いて精度を高めているという。
舩倉さんは「部員全員が屋台囃子という難しい太鼓の打ち方を習得したことで、全体の実力を向上することができた」と、総合的な技術の研さんについても語った。
部員たちの特徴について、坂本顧問は「相手の意見を素直に聞くメンバーがそろっている」と話す。「顧問やOB・OGのアドバイスに耳を傾け、自分の演奏に素直に取り入れていく。彼らの年齢で中々できることではない」と称賛した。
20周年の後に
今年3月に創部20周年記念コンサートを開催。演奏会には卒業生が多数参加し、太鼓芸能集団「鼓童」で活躍するOBの三枝晴太さんも応援にかけつけた。
坂本顧問は「指導を始めて15年、遂にここまできたかという思い」と語り、「こんな大冒険を経験させてくれた部員へ感謝しかない」と述べた。
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