健康畳植田(相沢7の8の8)を営む植田昇さんが製作に貢献し、鹿児島県畳工業組合が復元を進めていた「柔道畳」がこのほど完成、同県の県庁で10月31日まで展示されることになった。
柔道畳は約120年前に、講道館柔道の創設者・嘉納治五郎氏が製作に携わったもので、通常のイ草畳よりも高い耐久性や耐火性が特徴。
鹿児島県では10月7日から特別国民体育大会が開かれる予定で、同県畳工業組合は大会を盛り上げることを目的に昨年から計画。その際、植田さんが過去開かれた柔道大会に向けて柔道畳の製作を行っていたと聞いた同組合の宮伸一郎副理事長が連絡し、6月に組合員ら9人が知識や技術を学びに植田さんの店舗を訪問。作り方や歴史について解説を受けていた。宮副理事長は「植田さんの話は、計画を実行する上で重要な役割を果たした」と話した。植田さんは「無事に完成して展示することになり嬉しい」と述べた。
また、植田さんが製作した畳は同店で見学することもできる。(問)045・301・1815
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