神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2023年12月14日 エリアトップへ

自身の医療体験をもとに、「いのちの授業」を子どもたちに実施する 小澤 竹俊さん 橋戸在勤 60歳

公開:2023年12月14日

  • X
  • LINE
  • hatena

人が支え合える世の中へ

 ○…ホスピスの現場で学んできたことを伝える「いのちの授業」を2000年から続け、これまで600回以上講演してきた。「子どもたちに人と支え合う大切さを知ってもらい、人生を穏やかに過ごす方法を身につけて欲しい」と望む。

 ○…東京出身。高校の頃は「自分が幸せに思える仕事がしたい」と考えていた。青年海外協力隊などの仕事を視野に入れていたが、世の中で一番苦しんでいる人のために働きたいと考え、医師を志す。大学卒業後は救命救急センターや病院の内科・ホスピスで勤務。しかし、最善を尽くしても治療できない病人に対してどうすればよいか分からず苦悩。それでも、「逃げださず、苦しむ人を支えたい」と患者に向き合った。

 ○…病人を癒す方法を模索する中、理解してくれる家族や知人の存在、先に亡くなった人々と天国で会えると考えることを支えに、穏やかに生きる患者たちを見て、「苦しみを抱えていても、支えてくれる人や繋がりがあれば、心を癒せるのだ」と学ぶ。人と支え合い、目標をもって生きれば、困難に立ち向かえる。この思いを多くの人へ伝えようと決めた。

 ○…めぐみ在宅クリニック(橋戸)の院長を務める。講演や医療教育のため全国を飛び回るなか、13年から授業ができる人材育成にも取り組む。15年には有志とともに(一社)エンドオブライフ・ケア協会を立ち上げ、理事に就任した。「『置かれた場所で咲きなさい』という言葉がありますが、私はもっと取り組みを広げていきたいんです」と、これまでに200人以上の講師を育てた。誰かを助けようとする意識がより多くの人に根付けば、社会全体で支え合える世の中になると考え、今後も活動を続けていく。

瀬谷区版の人物風土記最新6

横山 悟さん

「横浜隼人高校×ぽかぽかプラザ活性化プロジェクト」の取りまとめを担う

横山 悟さん

三ツ境在勤 62歳

3月28日

牟田 茂男さん

福島第一原発事故を題材に、絵本の原画展を開催している

牟田 茂男さん

旭区善部町在住 73歳

3月21日

石坂 幸子(こうこ)さん

創立40周年記念コンサートを開く、女声合唱団「せやあじさいコーラス」の代表を務める

石坂 幸子(こうこ)さん

阿久和南在住 86歳

3月14日

菅原 美穂さん

横濱花博連絡協議会の副会長を務め、マスコットのブンブンをデザインした

菅原 美穂さん

下瀬谷在住 38歳

3月7日

阿久津 修さん

厚生労働大臣表彰を受けた瀬谷北部地区民生委員児童委員協議会の会長を務める

阿久津 修さん

上瀬谷町在住 73歳

2月29日

家田 昌利さん

能登半島地震の緊急消防援助隊神奈川県大隊の第二次派遣で大隊長を務めた

家田 昌利さん

相模原市南区在住 59歳

2月22日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook