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瀬谷区版 公開:2024年2月29日 エリアトップへ

横浜市 瀬谷駅〜跡地に連節バス 30年代前半の導入目指す

社会

公開:2024年2月29日

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連節バスによる輸送システムのイメージ※常任委員会の資料より抜粋
連節バスによる輸送システムのイメージ※常任委員会の資料より抜粋

 横浜市は2月13日の市会常任委員会で、瀬谷駅周辺から旧上瀬谷通信施設にかけて、次世代技術による連節バスを導入する計画を示した。2024年度から基本設計に着手し、30年代前半の供用開始を目指す。

 建築・都市整備・道路委員会の報告資料によると、相鉄線瀬谷駅近くに(仮称)瀬谷ターミナルを設置。周辺道路の混雑の影響を受けないよう専用道路を地下から地上に設けて、(仮称)上瀬谷ターミナルまで結ぶ。

 連節バスは最大3台が隊列走行し、乗車人数を確保する。将来的には自動運転技術を取り入れることも目指しており、省人化を図るという。

 インフラを市が整え、民間が運行を担う想定。概算事業費は現時点で約466億円。市では費用負担が半分程度に抑えられるよう、国費などの導入を検討している。

交通網充実へ

 連節バス導入にあたっては、横浜市西部の交通ネットワークを充実させていく方針がある。立場(泉区)から瀬谷、十日市場(緑区)までの西部地域には市営ブルーライン、相鉄本線・いずみ野線、JR横浜線など東西方向に鉄道路線が走っているが、南北方向の交通網がぜい弱だという。瀬谷駅から上瀬谷にかけての環状4号線沿いは公共交通の空白地域になる。

 15年に返還された旧上瀬谷通信施設では街づくりも進められている。27年に国際園芸博覧会が開かれ、31年頃には大型テーマパークを核とする「KAMISEYA PARK」(仮称)が開業予定。同パークは年間1000万人以上の来街者が見込まれており、輸送システムの構築が大きな課題とされている。

新しいICも

 常任委員会では跡地と東名高速道路を直結する新しいインターチェンジ(IC)について、本格的な検討を進めることが報告された。

 新しいICは横浜町田ICの大和市側1・5Kmほどの場所に整備され、料金所は旧上瀬谷通信施設内に設けられる予定。市西部地域から高速道路へのアクセスを向上し、周辺道路の混雑抑制にもつなげる。旧上瀬谷通信施設で開園予定の公園には災害時に消防・警察・自衛隊などを受け入れ、備蓄品を避難所に送り届ける「広域応援活動拠点」の整備も検討されており、新しいICで機能を強化させたい狙いだ。

 概算整備費は現時点で約360億円。市は地方公共団体が主体となってICを設ける制度の適用を目指し、高速道路会社などとの負担範囲や国費導入などの調整を進める方針。供用開始の目標は30年代前半で、24年度から設計や都市計画などの手続きを進めるという。

東名高速道路と跡地を結ぶ新しいIC※常任委員会の資料より抜粋
東名高速道路と跡地を結ぶ新しいIC※常任委員会の資料より抜粋

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