瀬谷警察署は現在、警察官や金融機関職員を名乗る不審電話が区内で相次いでいることを受け、詐欺被害防止を呼びかけている。
同署には6月9日以降、区内で振り込め詐欺と思われる不審電話の通報が多数寄せられており、実際にキャッシュカードを自宅で騙し取られる被害が2件発生している。2件の被害は、瀬谷署の警察官や信用金庫、都市銀行の職員を名乗ったもの。犯人は電話で「口座から不正に現金が引き出されている。キャッシュカードは偽造されやすく危険なので、回収に行く」と話し、被害者は自宅でキャッシュカードと暗証番号を渡してしまったという。
区内では今年、6月16日までに10件の振り込め詐欺が発生(未遂、調査中含む)。息子や娘を名乗って電話をかけてくる「オレオレ詐欺」のほか、今回のような手交型の詐欺も増えている。
また最近では特定の地域が集中的に狙われる傾向があるといい、同じ日に周辺に複数の不審電話がかかってきているという。
同署は区民に向けて「警察官や金融機関職員が、直接通帳やカードを取りに行くことは絶対にない」と冷静な対応を呼びかけており、「電話でお金、キャッシュカードという話が出たら、オレオレ詐欺と疑ってほしい」と話している。
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