4月12日に投開票が行われた統一地方選挙。県議選で自民党・田村雄介氏が初当選、市議選で同・川口広氏がトップに47票差の2位で初当選を決めるなど、今回の選挙では新風が吹き荒れる結果となった。
現職と新人2人の三つ巴となった今回の県議選。過去3回の選挙では民主党現職と自民党新人の一騎打ちが繰り広げられ、いずれも現職・平本敏氏が議席を守り抜いた。今回は自民党・田村雄介氏に加え、無所属・市川英之氏も参戦。定数1議席をめぐり3人が戦い、新人の田村氏が現職・平本氏に743票差で初当選を果たした。接戦を制した田村氏は「周りにいかに支えてもらってきたのかを実感した。本当にありがたい限り。今後は防災対策に取り組み、国と県、しっかり連携を取ってやっていきたい」と述べた。敗れた平本氏は「地域での活動の機会が少なく、言いたいことが伝わり切らなかった。基地問題と医療に関しては、引き続き取り組んでいく。これまでのことを整理してもう一度組織立てを行いたい」と語った。
定数3に対し現職2人、新人2人が出馬した市議選。トップで当選を決めたのは現職で民主党の花上喜代志氏。1万4206票を集め連続10期目の当選を果たした。花上氏は「トップ当選できたのは支援者のおかげ、大変感動している。今、瀬谷は上瀬谷の返還など課題が多い。今まで以上に皆さんの期待に応えていけるよう頑張っていく」と語った。花上氏と47票の僅差で初当選した川口広氏は「当選したのは後援会の方々や支援者、地盤を築いてくれた川口正寿議員のおかげ。得票数は皆さんの期待の現れだと思う。その期待をプレッシャーにせず、エネルギーに変えて頑張っていきたい」と意気込みを語った。安定した票で当選した現職で公明党・加納重雄氏は「4期16年、多くの方と作ってきた実績を全面に出して戦った」と選挙戦を振り返り「今後は上瀬谷の返還、瀬谷駅の開発、道路や鉄道の整備など新たな瀬谷創りの4年間になる。しっかり区民の声を聞きながら進めていく」と語った。
瀬谷区の有権者数は10万679人。投票率は県議選が45・31%(前選挙マイナス5・02ポイント)で市内トップ、市議選が45・46%(同マイナス4・87ポイント)で市内2位だった。
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