職務質問の技能向上をめざす目的で2月28日、「瀬谷警察署職務質問競技会」が瀬谷警察署(飯島政則署長)講堂で行われ、若手署員らが実践を交えて対応の仕方を学んだ。
この競技会は、声のかけ方や間合いなどを身に付けることで実際の職務質問に活かそうと、同署で度々行われているもの。普段は交番勤務をしている署員らが3人ずつ3チームに分かれ、技能を競った。
今回の設定は深夜。無灯火で自転車を運転する男性に声をかけ、危険な物品を所持していないか確認し、15分間で最終的に検挙する流れ。各チームは名前や所持品のチェック、自転車の防犯登録の名義が本人と一致するかどうかなどを手際よく聞いていった。聞き込みが長引くと、男性役の署員が大声で抵抗する場面も。いかにペースを乱さず職務質問を遂行できるかという点も重要視された。
採点の結果、地域第1係が優勝。審査を担当した神奈川県警本部地域指導課の浅井達幸警部補は講評の中で、「柔らかい表情や言葉遣いが大切。手の動きをよく見ることも意識して。声をかけ続けて相手をほぐすこと」と署員らにアドバイス。今回は3チームとも検挙の対象となる物品を発見するには至らず、飯島署長は「(職務質問の)流れや無線の音が気になった。数をこなし、今日の結果を今後に活かしてほしい」と激励した。
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