荒れ地を花壇として整備した、みなみせやフラワーズの代表を務める 東(ひがし) 七男さん 南台在住 71歳
「ありがとう」が励みに
○…南台交番のすぐ近く、木々が生い茂っていた荒れ地を、多彩な花を楽しめる花壇に生まれ変わらせた。植物による環境美化のアイデアが持ち上がったのは2年前。そこから、花壇を設ける場所の選定、土木事務所への許可申請など準備を進めてきた。「まずは今の場所をしっかり手入れする。将来的に第2、第3の花壇を作れれば」と今後の展望を話す。
○…鹿児島県の出身。実家は農家を営んでおり、母親と一緒に庭いじりをすることが好きな子どもだった。小学校や会社でも率先して花壇の手入れに努めるなど、”花好き”としての歴史は長い。現在は、苗を育てて小学校や保育園に配る「育苗ボランティア」に名を連ねるほか、瀬谷区役所1階入口近くでペットボトルを活用した生け花を展示している。「キレイで可愛い」と、植物の魅力をシンプルに表現する。
○…「趣味はボランティア」と断言するほど、様々な活動に携わる。植物関連に加え、名所・旧跡のガイド、区役所のロビー案内、外国人への日本語指導、男性グループによる高齢者宅の草取りや庭木剪定、象の鼻テラスのガイドなど枚挙に暇がない。1日3件の活動をこなすこともあり、カレンダーは予定でぎっしり。「誰かから『ありがとう』と言われることが嬉しくて。達成感もあり、1日の終わりに飲むビールも格段に美味しい」
○…朝7時に家を出て帰宅するのは夜遅くと、”仕事人間”だった会社員時代。地域に関わる時間もなかった頃から一転し、今はボランティアに精を出す。今後の目標は、横浜市で決勝戦が開かれるラグビーワールドカップ2019、そして2020年の東京五輪にボランティアとして参画すること。「今が、人生で一番楽しい」と充実した表情で語った。
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