神奈川県議会議員選挙と横浜市議会議員選挙が7日に投開票された。現職と新人の一騎打ちとなった瀬谷区の県議選(定数1)は、現職の田村雄介氏(38/自民党)が再選。市議選(定数3)は、現職の川口広氏(38/自民党)がトップ当選だった。
県議選
県議選は、田村氏と元横浜市議会議員で新人の五十嵐節馬氏(53/立憲民主党)が出馬し、自民党と立憲民主党が1議席を争う構図となった。五十嵐氏は犯罪抑止や治安向上、防災対策の充実などを有権者に呼びかけたものの及ばなかった。
田村氏は再選について「感無量。後援会に支えられ、特に妻は二人三脚で頑張ってくれました」と感謝の気持ちを述べた。2期目の重点事項に障がい福祉の充実を掲げ、「障がい者が安心して暮らせる街になれば、高齢者も住みやすくなる。共生社会の実現と、超高齢化社会への対応を進めていく」と意気込んでいる。
市議選
市議選は現職の川口氏と花上喜代志氏(72/立憲民主党)、新人の久保和弘氏(45/公明党)と小宅宏氏(67/共産党)が立候補。川口氏、花上氏、久保氏が当選した。小宅氏は、中学校給食の実現やカジノ誘致反対などを訴えるも落選となった。
瀬谷区の魅力創出などに意欲を見せていた川口氏。トップ当選について「期待の大きさを表す数字。期待に応えなければならないという責任を感じている」と話した。また、これから4年間で瀬谷区は大きく変わるとし、「瀬谷区の未来を更に明るくできるよう努めていきたい」と意気込んでいる。
11期連続当選の花上氏。「前回より票を伸ばせたことは名誉なこと。支援者の方々に感謝したい」とコメント。今後は国際園芸博覧会の招致を含む旧上瀬谷通信施設の跡地利用や、瀬谷駅が基点の交通インフラ整備などに意欲を示している。
久保氏は防災・減災の充実などを掲げて初当選。「新人での挑戦でしたが、(公明党の)瀬谷区の一議席を守り抜くことができました」とし、「新しい力と発想で、活力あふれる瀬谷区の街づくりを目指します」と話した。
瀬谷区内の投票率は県議選が43・5%(前回マイナス1・81ポイント)、市議選が43・67%(同マイナス1・79ポイント)だった。 4月8日起稿
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