連載 地名で読み解く瀬谷の埋もれた歴史 〜『瀬谷区の歴史地名ガイドマップ』をもとに〜第1回 相模国鎌倉群から、横浜市戸塚区へ文/横浜・瀬谷地図くらぶ 田中常義
瀬谷区制40周年で製作した「歴史地名ガイドマップ」をもとに、地名から歴史、文化、生活を探っていく。今回は地名から読み解く前に必要な「歴史」について。
横浜市戸塚区が誕生した1939年、瀬谷区の歴史(生活資料編)には『4月1日、今朝より横浜市瀬谷町となる、ああ永き伝統の瀬谷村と分かれ新地域として再現せり感慨無量』とある。当時の瀬谷村産業組合長・平本七郎さんの言葉だ。横浜市域拡張の第6次合併により、旧鎌倉郡は横浜市に合併され、戸塚町、瀬谷・中川・川上・豊田・本郷・大正・中和田の村々と共に戸塚区が新設された。29年の神奈川県鎌倉郡瀬谷村及び、27年の地番反別入図によると、当時の瀬谷にはおよそ阿久和を含む135の字(あざ)があった。次号は「字」について記載。
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