瀬谷区を拠点に活動する「瀬谷インターナショナルフットボール」(SIF/土肥(どひ)賢太代表)が、15歳以下の神奈川県内の強豪クラブが競う「Growth(グロース) Cup Kanagawa U-15 2020」に出場。大会唯一の県U-15サッカーリーグ3部所属ながら快進撃を見せ、準優勝に輝いた。
大会は、神奈川県や東京都などの育成年代の情報を発信する「ジュニアサッカーWeekly」の主催。新型コロナウイルス感染症の影響で思うようにサッカーができなかった中学3年生に、”本気で勝ちに行く機会”を提供しようと開かれた。県リーグ1部や2部に所属する強豪12チームが、2月中旬から3月21日にかけて予選リーグと決勝トーナメントを行い、優勝を争った。
「成長」を体現
SIFは2014年に発足し、現在は5歳から中学生まで約350人が所属している。土肥代表によると、クラブのコンセプトは「成長し続ける」で、中学3年生は特にこのコンセプトを体現した世代だという。1年生の頃は県3部リーグ4位という成績だったが、県上位のクラブに勝つまでに成長した。
今大会は守備の要であるDF・石田逢良(あいら)キャプテンや、両足でのシュートやヘディングを武器に今大会で初めてレギュラーになったというFW・木村飛祐(とます)選手を中心に県頂点を狙った。
メンタル強く
SIFはSCHフットボールクラブ(泉区)との予選リーグ初戦を、木村選手のゴールで1対0と勝利。続くJFC FUTURO(同)との試合を1対1で引き分け、決勝トーナメントの切符を手にした。
準決勝の相手は、港北区の大豆戸(まめど)FC。前半に先制点を許すも、後半に岡田夢月(むつき)選手のヘディングで同点に追いつく。さらに、途中出場の岡崎龍麿(たつま)選手のゴールで逆転すると、終了間際には石田キャプテンが追加点を決めて3対1で勝利した。大雨のなか行われたシュートJrユースFC(茅ヶ崎市)との決勝戦は0対1で惜敗した。
石田キャプテンは大会について、「優勝できず悔しかったですが、メンバー全員が努力してチーム一丸となり取り組んだ結果が準優勝につながりました」と振り返った。土肥代表は準決勝での逆転劇について、「絶対に諦めないという意志と、この3年間で成長し続けてきたという自負心があったから」と、教え子たちのメンタルの強さが県2位に結びついたと称えた。
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