5月の「横浜市中学校バスケットボール選手権大会」で、原中学校の男子バスケットボール部がYトーナメントの優勝に輝いた。同部の伝統である走力と粘り強いディフェンスを武器に勝ち抜いた。
同大会は5月上旬から15日に行われ、男子は市内およそ160校が参加。東西南北のブロックと決勝トーナメントで優勝を争った。今年度は新型コロナウイルス感染症対策で「X」と「Y」の2種類のトーナメント形式となり、Yは原中が、Xは豊田中学校(戸塚区)が頂点に立った。
堅守から速攻
これまでに関東や全国大会に出場した実績がある原中男子バスケ部。砂を詰めたペットボトルを持ちながら走り込みの練習を行うなど、走力の向上を重視している。ほかの強豪チームに比べて上背は無いものの、持ち前のスタミナに裏打ちされた粘り強い守備から速攻で得点を狙う。
今年度は19人が所属。主力となる3年生について幾田登顧問は、「全員が同じ方向、同じ価値観で取り組んでいる。私が不在の時も安心して練習を任せられる」と、その姿勢に太鼓判を押す。部長でキャプテンの紺野航平選手(3年)を中心に、よくまとまったチームだという。
今大会はシードで、決勝トーナメントから出場。今宿中学校(旭区)との初戦を77対46で勝つと、東山田中学校(都筑区)と対戦した準決勝も77対53と快勝。六ツ川中学校(南区)との決勝戦は90対73で制した。
「歴代の先輩たちと同じように、ディフェンスと走りから流れを作ることができました。市大会優勝を目指してきたので嬉しいです」と紺野選手。幾田顧問は、「いずれの試合も、体力勝負となる第3クォーター以降に相手を引き離すことができた」と教え子の戦いぶりをたたえた。
目標は関東
同部の大きな目標は、8月の関東大会に出場すること。そのためには、夏の市と県大会を突破する必要がある。紺野選手は関東に向けて、「簡単なミスをしないように、基本的な技術により磨きをかけていきたい」と気を引き締めるとともに、「対戦相手を圧倒できるディフェンスを目指します」と意気込んでいる。
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