横浜市長選挙(8月8日告示、22日投開票)に現職の林文子市長(75)が4選を目指して出馬することを7月15日に表明した。16日時点で市長選には、市議の太田正孝氏(75)と動物保護団体代表理事の藤村晃子氏(48)、前衆議院議員の福田峰之氏(57)、水産仲卸業の坪倉良和氏(70)、前国家公安委員長の小此木八郎氏(56)、元横浜市大教授の山中竹春氏(48)、弁護士の郷原信郎氏(66)、元長野県知事の田中康夫氏(65)が立候補の意思を表明しており、林氏が9人目となる。
「IR 活性化に不可欠」 林市長、4選へ出馬表明
これまで市長選への態度を明らかにしていなかった現職の林文子氏(75)が7月15日、4選を目指して無所属で立候補することを表明した。
同日の会見で林氏は、「新型コロナウイルスの影響を受ける市民が安全・安心に暮らせるようにしたい」とした上で、地域経済活性化やコロナ後の都市の魅力創出、発展のためにIR(統合型リゾート)は「不可欠なナショナルプロジェクト」と語り、誘致の必要性を強調した。さらに、瀬谷区と旭区にまたがる旧上瀬谷通信施設は「郊外部を活性化する起爆剤」として整備を推進するとし、以前から必要性を訴えている劇場の整備にも意欲を見せた。
3期12年を振り返り、待機児童対策や企業誘致、「ハマ弁」の導入と中学校給食化、区役所窓口サービスの満足度向上などを成果とし、「自分で点数は付けられないが、及第点はいただけるのでは」と評価した。
IR誘致について、市民から反対の声が根強いことに関しては「市民への説明が不足している。(IRの)全体像を示したい」と語った。
林氏は自動車販売会社の社長や「ダイエー」の会長などを務めた後、2009年の市長選で初当選。09年は民主党(当時)、13年は自民、公明、民主党から、17年は自民、公明党から推薦を受けたが、今回は政党の推薦や支援を求めないとしている。
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