障がいのある人などが読みやすい本を集めた「りんごの棚」が、あす6月30日(金)から区内各所で巡回展示される。瀬谷区地域振興課では本も貸し出し、障がい者や外国人などの読書推進につなげていきたい考えだ。
障がい者などの読書推進へ
りんごの棚はスウェーデンの公共図書館が発祥で、障がいの有無や年齢などに関わらず誰もが楽しめる書籍を集めている。瀬谷区では2021年3月に導入。これまでは区庁舎3階の同課窓口に設置し、区内在住・在勤・在学(園)者などに貸し出してきた。
現在の所蔵数は64冊。難しい漢字を用いずに写真や絵記号が多く盛り込まれた「LLブック」、点字に加えて絵の部分も隆起印刷されている「さわる絵本」、文字の大きさが通常の2・5倍という「大活字本」を備えている。22年度からは外国語本も加わっている。
同課によると、より多くの人に利用してもらおうと区内各所への巡回展示を決めたという。第1弾は阿久和地区センターで、30日から設置される。その後も、コミュニティ・スクールや地区センターなどを月1ペースで巡回予定。担当者は「誰もが楽しめるバリアフリーな本があることを多くの人に知って欲しい。実際に手に取ってもらえれば」と呼びかけている。本を借りる際は各館の図書カード、または名前や電話番号の記入などが必要。問い合わせは同課【電話】045・367・5694。
巡回予定は以下(変更の可能性あり)。貸し出しは終了1週間前まで。
▽阿久和地区セン(6月30日〜7月31日AM)、原中コミスク(8月1日〜29日)、南瀬谷小コミスク(8月30日PM〜9月27日)、瀬谷さくら小コミスク(9月28日PM〜10月29日)、区役所(10月30日PM〜11月29日)、中屋敷地区セン(12月1日〜25日)、瀬谷センター(12月27日PM〜1月30日)、東野中コミスク(1月31日PM〜2月28日)、区役所(2月29日PM〜3月31日)
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