横浜隼人中学校の野球部が9月2日に俣野公園・横浜薬大スタジアムで開かれた横浜市中学校夏季野球大会の決勝で汐見台中学校に9─2で勝利し優勝。市大会7季連続制覇を達成した。
市内150校以上が参加した同大会。初戦の原中学校戦では4─1で勝利。続く決勝戦の瀬谷中戦も3─0で勝利したものの、佐野辰徳監督は「いつ逆転されてもおしくない試合ばかりだった」と振り返った。
初戦が山場
決勝トーナメントの初戦が山場になった。対戦相手は緑区の十日市場。2回表、先発投手でもある小松勇誠選手がソロホームランで1点を先制したが、その裏に1点を返され同点に追いつかれてしまう。4回に両チームとも1点ずつを加え2─2のまま7回のタイブレークへ。隼人は8回表の攻撃で無死満塁のチャンスを得る。ここで、9番の武藤倫太郎選手がヒットエンドランを決め3─2に。この回さらに、3点の追加得点を挙げて6─2とリードを広げ、最終的に6─3で勝利した。
勢いに乗った隼人は万騎が原(旭区)との準々決勝、浅野(神奈川区)との準決勝も大差で勝利。決勝で汐見台を破り、大会を制覇した。梶本庚汰主将は優勝について「瀬谷区予選、決勝リーグの初戦と苦しい試合を勝利したことでチームに弾みがついた」と話した。一方で「サイン間違えなどのミスが目立ったため、減らしていきたい」と反省点を述べた。
全国制覇目指す
現在、春の全国大会の予選となる県大会に挑戦している同部。42人が所属しており、週6日に1時間ほどの練習を実施。部員が率先してスケジュールを調整、練習時も声を掛け合うなどそれぞれが改善点を「気づく」ような指導をしているという。
佐野監督は現在のメンバーについて「真面目な子たちがそろっており、何事にも一生懸命に取り組んでいる」と評価。「そういう子たちほど、今後強くなる才能を秘めている。これからも努力を続けてもらいたい」と期待を込めた。
梶本主将は「一番の目標は全国出場。そして、挑戦するからには全国制覇を目指す」と目標を語った。
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