神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2023年11月23日 エリアトップへ

横浜市 障害者の投票実態把握へ 要介護の認定者も

社会

公開:2023年11月23日

  • X
  • LINE
  • hatena

 横浜市は、選挙における障害者および要介護認定者の投票実態について、調査実施に向けた検討を進めている。対象者は今年3月末現在で約34万8500人。実施時期は未定だが、市はデータを把握し分析して、より投票しやすい環境整備につなげたいとしている。

 今春の統一地方選挙の結果について、東京都狛江市が障害者の投票状況を調査。全国初の取組と言われている。その調査によると障害者(身体・精神・知的)の投票率は46・9%で、全体の50・7%より3・8ポイント低い実態が分かった。

狛江市の結果、分析

 横浜市は、投票に行きづらい事情があることを想定して、障害者に加えて要介護認定者も対象に含める。

 これまでも身体に重度の障害がある人および要介護5の人は郵便投票などの制度があり、その利用者の状況は把握可能だった。しかし、その他の要介護者などは同制度を利用できず、対象者の投票実態を把握できる仕組みがないのが現状だ。

 誰もが投票しやすい環境づくりを目指す市は、今回の狛江市の調査結果を確認・分析し、実態把握に向け関係部署間で調整を行っている。市選挙管理委員会の担当者は「まずは現状を把握し、施策の必要性を検討していきたい」と話していた。

対象は約35万人

 対象は身体・精神・知的の各手帳が交付されている18歳以上および、要介護認定を受けている全ての人。今年3月末現在で、おおよそ34万8500人(精神の手帳交付は年齢別情報がなく18歳未満を含む)になる。

 市選挙管理委員会によると、直近のデータとして今春の統一地方選挙が調査対象になる見込み。個人情報の取り扱いなどの課題はあるが、「できるだけ早い時期の実施が望ましい」としている。

 視覚障害がある中区障害者団体連絡会の池田信義会長は、実態調査の検討を歓迎する。「投票に行きたくても、難しい人がいる。投票所に行かなくてもよい制度の充実化を求めたい」と話した。

瀬谷区版のローカルニュース最新6

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

3月28日

平時から災害時までサポート

平時から災害時までサポート

横浜市が避難ナビ

3月28日

利用促進へ官民学が連携

阿久和団地ぽかぽかプラザ

利用促進へ官民学が連携

広報ツールやイベントで

3月28日

義援金を受付

能登半島地震

義援金を受付

赤十字社が12月まで

3月28日

災害に強い地域を目指して

災害に強い地域を目指して

植木区長と網代会長が対談

3月28日

4月から「瀬谷区版」は「旭区・瀬谷区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「瀬谷区版」は「旭区・瀬谷区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook