元日の能登半島地震の被災地活動で派遣されていた県内の消防局に所属する女性職員6人らによる活動報告が1月31日、横浜市消防局の消防本部庁舎で行われた。
河原結菜さん、石橋明奈さん、上田三輪さん、立野七津姫さん、柵木景子さん、尾崎有咲さんは、同震災で県内から初めて派遣された女性職員。第4次派遣(78隊274人)で、1月19日から22日まで石川県輪島市内で生活衛生管理や水利調査などを行った。当初はトイレの確保やプライバシーの保護などの懸念材料があったため、男性職員のみの派遣となったが、6人は活動報告の中で「いつでも行ける準備をしていた。被災地活動に性別は関係なく、早く現場に行きたかった」などと口をそろえた。
生々しい空気感
横浜市消防局からは河原結菜さんが派遣された。記録・広報担当として、被災地活動の様子を写真や動画で記録。今後の活動の参考になるデータを残した。河原さんは地震で倒壊した家屋などを見て、「生々しい空気感で心が痛かった」と振り返る。「一人ひとりが支援方法などを探すことが大切だと思う。震災を風化させないように呼び掛けていきたい」と話した。
市消防局によると、3年前の熱海市伊豆山土石流災害でも県内から女性職員が被災地に派遣されており、「派遣する職員を性別で区別していない」としている。
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