小学生がインタビューした「せやっこ商店街新聞」がこのほど完成した。店舗の魅力を子どもならではの視点で伝え、商店街振興につなげようというもので、3月12日から瀬谷区役所2階区民ホールで展示されている。
区民ホールで展示
この取り組みは瀬谷区地域振興課が主催し、地域の大人から仕事を学ぶ「せやっこわくわくワーク」の商業コースの一環。担当職員によると、例年はスーパーなどで職場体験していた。2023年度はより地域性のある内容にするため、「商店街に潜入しよう!」と銘打ち、一日記者として仕事を見学・体験。区内で活動する「マッチメディア瀬谷」のサポートのもと店主などにインタビューし、その魅力を掘り下げることになったという。
子どもが潜入したのは三ツ境駅前商店街。FOOD BAR JUNON、そば処 角よし、ミックル堂、青果市場コウナン三ツ境店、ZIP HAIR,S GALLERY、さくら木、(株)丸三、住宅プロデュースの計8店舗で、飲食店から駄菓子屋、八百屋、美容室、整骨院、不動産と多彩なラインナップとなった。
新聞は店舗ごとに作られており、子どもたちの取材メモや感想をもとに、マッチメディア瀬谷のメンバーが仕上げた。商品の種類や陳列方法、使用している食材、接客のポイント、SNSでの情報発信、客が入りやすい店づくりなど、各店ならではのこだわりや工夫を紹介している。「お店の人にクローズアップ」と題して、今の仕事を始めた理由、やりがいを感じる瞬間なども掲載。取材中の写真や、店主の似顔絵イラストなども各所に盛り込んだ。
完成した新聞は8店舗に配布されたほか、瀬谷区ホームページでも公開されている。区民ホールでの展示期間は3月29日(金)まで(最終日は正午に終了)。
参加した秋山千穂さんは「とても楽しかったです。周りの人は優しいし、お仕事も体験したことのないことを出来てワクワクしました」とコメント。商店街新聞については「凄いところや工夫、お店の人のことが書いてあるので見てください」と呼びかけている。同課の担当職員は「子どもたちは楽しみながら積極的に取り組んでいました」と振り返るとともに、「その頑張りや商店街の人たちの人柄が詰まった新聞。ぜひ見てほしいですし、店舗にも足を運んでもらえれば」と期待している。
展示などに関する問い合わせは同課【電話】045・367・5695。
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