熊野神社(阿久和東/鈴木文利氏子総代長)の社殿の改修工事がこのほど完了し、3月16日に披露式が開かれた。当日は関係者や地域住民が多く来場し、完成を盛大に祝った。工事やコロナ禍で中止になっていた各種催しも、再開していく。
区内で最も古い歴史を持つといわれる同神社。1873年に建立された社殿は経年劣化が進んでいたため、自然災害対策と150周年の記念事業として改修することに。2021年に建設委員会が発足した。
「瓦屋根の隙間から草が生え、梁や扉に彫られた辰や八咫烏(やたがらす)などの彫刻には汚れがたまっていました」と鈴木総代長。地域住民から寄付金などの協力を得て計画が進められ、松井建設(株)(東京都)によって23年5月から今年2月まで工事が行われた。
資材の高騰などを受けて、神社と同社が協議し修繕内容を調整。拝殿の屋根を銅板葺きにし、柱など傷んだ部分を交換、薬液で彫刻に溜まった汚れを落とす作業や、本殿を囲う覆殿も全て板張りになるなど、さまざまな部分が改修された。
披露式では、神楽殿で神楽舞いやお囃子が披露され、同社の担当者に感謝状が贈呈された。社殿を見学したた地域住民は「綺麗に改修されて、建物も喜んでいると思う」と話した。鈴木総代長は「大勢の力を借りて、今日という日を迎えられたことに感謝している」と語った。
お祓い式も
3月28日(木)には新1年生が対象の「ランドセルお祓い式」と、「人形・ぬいぐるみ感謝祭」が開かれる(雨天開催)。ランドセルお祓い式は正午から午後1時まで受付。祈祷は1時10分から。お祓い料は無料。
感謝祭は正午から午後1時15分まで受付。祈祷は1時30分から。初穂料は人形3体まで500円(大きなぬいぐるみは別途)。4体以上は45リットルのポリ袋1杯につき1000円。鯉のぼり一式は500円。また、今年9月18日・19日には「宵宮祭」と五穀豊穣や無病息災を占う湯立神楽が開かれる「例大祭」を予定。
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