「横浜隼人高校×ぽかぽかプラザ活性化プロジェクト」の取りまとめを担う 横山 悟さん 三ツ境在勤 62歳
協力でプラザの活性化を
○…県営阿久和団地ショッピングセンター内の地域福祉・交流拠点「ぽかぽかプラザ」を運営するNPO法人「愛のささえ」の理事で、同プラザの施設長を務める。施設の利用を促進するため、官民学が一体となって取り組む「横浜隼人高校×ぽかぽかプラザ活性化プロジェクト」では、中心人物として組織間の調整役を担う。「地域の人たちがどうやったら来てくれるか」と、日々アイデアを練っている。
○…コロナ禍の最中だった2年前に、同プラザの運営を引き継ぐ。「施設の閉鎖期間も長く、利用者が来ない日もありました」と苦労を語る。カフェや健康教室などを通じて高齢者が戻る一方、子どもは少ないままだった。そこで、若者目線の発想を期待し、小学生の学習支援などで運営に携わっていた横浜隼人高校のインターアクトクラブに協力を依頼。2023年8月には区役所、区社会福祉協議会などともにプロジェクトを始動させた。
○…泉区で生まれ育つ。「子どものころは、買い物や塾のために、よく阿久和地域に通っていました」と話す。家族は妻と20代の娘。山登りが好きで、これまで富士山に8回登頂した。
○…生徒たちが企画したクリスマスイベントは好評で、子どもの数も徐々に回復。23年度の同プラザ利用者数も6000人を突破し、昨年度の4倍以上になった。手応えを感じつつも、団地の外からも人を呼びたいと語る。生徒たちには「ただ協力をお願いするだけではなく、イベントの企画や運営に携わる機会を作ることで、将来の選択肢を広げたい」と考えている。現在はボランティアを増やし、運営の足固めをすることが目標。これからも、幅広い年齢の人たちに施設に来てもらえるよう努める。
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