永年にわたり専門分野における国際文化の振興と向上に多大なる功績を収めた人に贈られる日本文化振興会(伏見博明総裁)の「社会文化功労賞」。このほど瀬谷区阿久和の八木裕子音楽事務所所属演歌歌手、八木裕子さんが同賞を受賞。同会本部で賞状とメダルの贈呈式が行われた。
八木裕子さんは2006年12月にカラオケ大会優勝をきっかけにデビュー。デビュー2年後あたりから「何か自分にできることはないか」と福祉施設や刑務所への慰問活動を始めた。「歌で少しでも元気になってもらえれば」と東日本大震災や社会福祉などのチャリティーライブにも多数出演する。現在は海老名市在住。神奈川県を中心に、高齢者の生きがい作り支援のための踊る新分野カラオケの普及にも力を注ぐなど精力的に活動を続けている。それらが評価されての受賞となった。表彰式を終え、八木さんは「大きな賞をいただけて嬉しい。これからもっと頑張らなきゃいけない。皆さんとの出会いを大切に、恩返ししていきたい」と喜びの笑顔で語った。
日本文化振興会は1971年創設。自由と平和の理念のもと、世界各国で交流会や展覧会等を開催。日本および国際文化の普及と向上、国際親善のための活動を続ける団体。同会の顕彰制度は社会功労賞のほかに国際芸術文化賞、国際アカデミー賞がある。毎年、前期と後期で各賞1〜2人が表彰されるが今年(前期)表彰されたのは八木さん一人。過去には中村鴈治郎氏や山野愛子氏、五月みどり氏も同賞を受賞している。
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