AMラジオの局アナDJが突然現れた自分そっくりの男に命を狙われる。時間と空間を越えた陰謀の中、命がけで臨んだ最後の放送が彼を待つ恋人とリスナーに届いた時、深夜ラジオの電波は小さな奇跡を起こす―。
市内在住の作家・志駕 晃(しがあきら)さん(57)の最新作『絶体絶命ラジオスター』(毎日新聞出版)が2月1日に発売された。
志駕さんは2017年に『スマホを落としただけなのに』で作家デビュー。2度映画化され、原作小説3部作が累計約97万部の大ヒットに。一方、ニッポン放送で数々の人気番組を手がけたディレクターとしても活躍した人物で、今も会社勤めをしながら執筆している。本作はデビュー前から温めていた「幻の処女作」で、自身初のSF作品だという。
ラジオ局勤務の経験を生かした描写やトリックもふんだんに盛り込まれており、主人公のモデルは自身が手がけたラジオ番組『ゲルゲットショッキングセンター』に出演していたアナウンサーの垣花正さんだ。「ラジオファンには別の視点からも楽しんでもらえるはず」と志駕さん。中区西区内の各所が舞台となって登場するのも見所の一つ。巻末の解説には、声優で日本SF作家クラブ第20代会長の池澤春菜さんが寄稿している。
◇
同書を抽選で5人に。〒住所、氏名、年齢を明記の上〒231―0033中区長者町2の5の14タウンニュース「絶体絶命ラジオスター」係へ。3月18日必着。
瀬谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|