泉区連合自治会町内会長会(区連会)の会長に就任した 大貫 芳夫さん 新橋町在住 71歳
地域活動のスペシャリスト
○…区内12連合自治会町内会の代表によって組織される区連会の会長に5月19日付で就任した。「メンバーはみんな区民の代表。西ヶ谷会長が浸透させたことを、どうつないでいくか。なるべく自然体で取り組みたい」と抱負を話す。地域の福祉や環境、防犯、防災などの活動に取り組む自治会や町内会は、地域活動に欠かせない組織。「住んでいる地域の活動に、余った時間でもいいので協力してほしい」と呼びかける。
○…近年は自治会や町内会の加入者が減少傾向だったが、東日本大震災を機に増えている。災害時の隣近所の助け合いを実感した人が多いようだ。「高齢化に向け、災害時の要援護などの課題にこれからもっと取り組んでいかないといけない」。地域活動は1人では限界があり、組織力が重要。「入ってから地域についてわかることもある。地域のためにも、みんなの手助けが必要」と加入を勧める。
○…新橋町で代々続く農家で戸塚高校卒業後の10年間、農業に携わった。今でもリンゴやみかん、梅などの果樹、竹、栗などを育てるが、商売ではなく、近所や敬老会などに配っている。新橋小4年生と児童養護施設杜の郷の子どもたちが楽しむリンゴ狩りは恒例行事だ。自宅近くのガソリンスタンド(昭和シェル)やバッティングセンター、洗車場を経営する。バッティングセンターはプロ野球ロッテ(現・千葉ロッテ)関係者と縁があり昭和58年に設置。有藤、牛島、愛甲、西村(現監督)といった主力選手らとも交流を深めた。
○…防犯協会や火災予防協会、民生委員児童委員連絡協議会の会長など、区の数々の要職に就く地域活動のスペシャリストだ。区、警察、消防に関わっているため、「泉区は自然環境に恵まれているが、区と警察、消防が三位一体となっているから、住民のつながりも強い」と分析する。多忙な日々で「正月以外、休みはない」と笑うが、これが若さを保つ秘訣のようだ。
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