「ドーン」音と激しい揺れ 雪の重みで建物倒壊
2月14日から降り続いた大雪の影響で、瀬谷柏尾道路沿いにある横浜葬儀受付センター(株式会社尽誠舎・岡津町)の建物のうち一部が倒壊した。
同社の社長、萩原雅彦さんによると、倒壊したのは15日の午前4時頃。就寝中だったが「ドーン」という大きな音と激しい揺れで起きた。火災報知機の音が鳴り響き、起き上がって外を見ようとしたが、外が真っ暗で「駐車場の屋根のカバーが落ちたのかと思った」という。下着とサンダルで室外に飛び出してみたが、雪が膝上まで積もっていて歩けず、倒壊している建物を目の当たりにして「血の気が引いた」と惨劇を振り返った。明るくなると近隣住民らが訪れ、驚きの表情で見つめる人の姿が多くみられたという。
萩原さんは「何だかわからなくて慌てた」というが、当日の夕方に通夜の予約が入っていたため、午前中は場所確保に奔走し、近くの永明寺の別院を借りて執り行うことができた。
倒壊したのは昭和40年代にガソリンスタンド「岡津給油所」を建設したときに建てられた4本の柱で支えられた部分で、面積は約100坪。事務所や葬儀を行うホールへの影響は少なく、人的被害もなかったが、同社の社有車2台と雪の影響で動けなくなり止めていた近隣住民の車1台が下敷きとなった。
同社は現在、倒壊した部分の解体や復旧に取り組むとともに、市営戸塚斎場や施主の自宅などでの葬儀や相談などの業務を通常通りに行っている。
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