弥生台にある地域カフェ・コミュニティだんだん(NPO法人だんだんの樹)で1月24日、俳優の坂部文昭さんによる朗読劇が開かれた。地域住民や坂部さんのファンら約10人が臨場感あふれる物語に耳を傾け、会場は熱気に包まれた。
だんだんは地域の交流の場として2016年に設立。横浜市が取り組む地域福祉・交流拠点整備事業の拠点として、平日はカフェとして活用。さらにこども食堂や落語会など多様なイベントを開催している。
今回は瀬谷区在住で俳優の坂部文昭さんが朗読劇を開催。坂部さんは群馬県出身で舞台俳優として活躍し、テレビでは大河ドラマ『篤姫』にも出演していた。
近年では地域での朗読活動などに積極的に参加しており、だんだんで行われた朗読劇も今回で2回目。
朗読したのは、斎藤隆介作の児童文学作品『モチモチの木』、『毎日正月』。藤沢周平作の『うぐいす』の3作品。
はじめに、坂部さんが朗読する作品の背景や作者の紹介などを話し、朗読作品を選んだ理由などを紹介。穏やかな語り口に会場を和ませた。まず朗読した『モチモチの木』では主人公の少年・豆太とその祖父とのストーリーを表情豊かに演じ、たちまち観客を虜に。作品中では笑いが起こる場面もあり、情景が浮かぶ臨場感あふれる語りが披露された。
約1時間におよぶ朗読劇の後は坂部さんを囲ってお茶を飲みながら世間話に花を咲かせた。
だんだんは2月で設立2周年。担当者は「地域の集いの場所として、これからもさまざまなイベントを開きたい」と話した。
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