中和田南小学校の校庭で2月21日、「いずみ桜」の記念植樹が行われた。学校創立50周年記念事業の一環で、桜は同校の環境ボランティア(和田久光代表=人物風土記で紹介)が寄贈した。
いずみ桜は、元々近隣住民の庭で育てられていた「あたみ桜」を2010年に富士見が丘地区にできた公園のために接ぎ木したもの。一つの蕾から2〜3の薄いピンク色の花が咲き、同じ木の中で一重と八重が混ざって咲くこともある。開花時期は2月下旬から3月中旬頃で、開花期間が比較的長いのが特徴だ。
成長するにしたがって、こうした特有の性質が見られたため、苗木を育てている住民らで桜の新種として名前の登録を公益財団法人日本さくらの会に申請。その後認定され、泉区全域で桜の名と公園名を募集。50通以上の応募の中から桜は同校3年生女児(当時)の「いずみ桜」に命名され、富士見が丘地区の公園は「いずみ桜広場」となった経緯がある。
心に残る思いで
植樹では、接ぎ木して4年目の苗木が校庭に植えられ、実行委員の児童らが土をかけた。和田さんによると、成長が早い品種のため、早ければ今年から花が咲く可能性があるという。実行委員は「卒業しても、桜が咲いたら学校のことを思い出すと思う」と話した。
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