2016年に発生したネパール地震の復興を支援しようと、横浜市とシティネット横浜プロジェクトオフィスが3月19日から23日まで、カトマンズ市職員5人へ向けて技術研修を行った。
ネパールでは、公共建築物や歴史的建築物の再建、耐震補強を行うため、実務を担う自治体の技術職員の人材育成が急務になっていた。これを踏まえ市と同オフィス、ネパールの首都・カトマンズ市は覚書を締結、年間3回の研修を行うことや、目に見える形での成果をあげることを最終目標としていた。
今回の研修はカトマンズ市の防災局などの職員ら5人が参加。22日には中区寿町の建設現場を視察した。視察では工事の進め方や安全に関することなどの説明を受けていた。その後の質問では労働者の仕事のモチベーションの保ち方や労働者のストライキなど、仕事に関する取り組み姿勢についての質問が多く出た。
研修を受けた職員は「とても良い内容の研修を提供してもらえて感謝している。今後は建築主向けのマニュアル作りを行っていく」と話した。
建築局企画課担当者は「今回の研修では市だけではなく、支援の趣旨に賛同いただいた多くの方々のおかげで、実践的な研修ができた。研修を活かし、今後のカトマンズ市の強いまちづくりに役立ててもらえたら嬉しい」と話した。
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