新橋町在住の廣田夢里さん(小2)が7月に兵庫県神戸市で開かれた「全日本卓球選手権大会」(主催/公益財団法人日本卓球協会)・バンビ女子シングルスの部(小学2年生以下)で3位に入った。
大会は高校野球に例えれば甲子園に値するような、年代別の国内最高峰。今年も全国各地の予選を勝ち抜いた182人が出場した。
試合は1ゲーム11ポイントの5ゲームマッチ。選手たちはまず60のグループに分かれて予選リーグを戦い、各組1位の選手が決勝トーナメントを争った。
廣田さんは、予選リーグでセットを落とすことなく全勝で決勝トーナメントへ進出すると、その後も順調に勝ち上がり、準々決勝へ。大会は3位決定戦が行われないため、メダルをかけた一戦。千葉の選手を相手に第1セットを落とす厳しい展開となったが、その後3セットを連取し圧倒。準決勝の相手は「全国でも強豪として知られている」という群馬の選手を前に、8対11、5対11、4対11のセットカウント0対3敗れた。廣田さんは「昨年より良い結果だが、準決勝敗退には悔しさが残る。来年はさらに上を目指して頑張りたい」と話した。
夢は五輪で金メダル
廣田さんが卓球を始めたのは4歳のとき。2人の兄と共に藤沢市にある卓球チーム「岸田クラブ」に所属し、スポーツセンターでの自主練習と合わせて週6日、5時間トレーニングに励んでいる。父親の晃士さんは「3人のきょうだいの中でも一番度胸があって、とにかく負けず嫌い。普段は落ち着いているほうだが、試合になると大きな声で元気にプレーする」と話す。自宅では暇さえあれば動画を見て、自分のプレーの研究をするなど、卓球浸けの毎日だ。
夢里さんは「練習が大変な時もあるけれど、ラリーが続いたり、スマッシュが決まったりしたときは本当に楽しい」と笑みがこぼれる。現在は来年4月に開かれるナショナルチーム選考会を見据え練習中。「将来はオリンピックで金メダル」が目標だ。
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